就職活動の時期
学生の就職活動の多くは、周辺が就職活動を開始するので自分もといった気持ちから始まり、具体的な職業意識や進路の方向性が固まらないまま、いっせいに行動開始します。企業も同じように4月〜5月のピークに向かって走り出し、就職活動は年間スケジュール化されてきているのが実態です。学生および他社の就職活動に合わせて開始しないと人材が集められない、募集が早すぎても遅すぎても人材が集められない、という結果になります。 他社の動向を常に把握しながら、学生の就職活動のステップに合わせた取り組みが必要になってきます。学生の就職活動の流れは、前章でも述べた 行動期、決定期、印象期、選択期がありますが、企業側の採用活動という観点からみた場合はこのあとに内定者フォロー期、プレ新入社員期が続きます。 それぞれのステップにおける学生の行動と意識を簡単に要約すると、次のようになります。
(1)印象期 就職ガイダンスなどが実施され、学園祭も終わり、学生が初めて自分の就職を意識しはじめる時期です。企業の情報や業界の情報をイメージとしてとらえる傾向が強いでしょう。
(2)選択期 学内では最上級生の4年生が卒業し、自分がもうすぐ4年生になるという意識をもちはじめ、更に、卒業後の進路を否応なく考えさせられる時期です。漠然としかイメージしていない企業や業界の具体的な情報収集をして、業界や候補企業の選択を行う時期でもあります。
(3)行動期 自分が就職した際に、最も自分自身に影響を与えるであろう職場情報、仕事情報、先輩情報、労働条件などを細かく研究しつつ、企業・業界を選択し、更に合同企業セミナーやOB訪問、会社説明会などに積極的に参加し、自らの目や耳で確実な情報収集をします。
(4)決定期 面接・試験や企業研究セミナーなどを経験し、最終的な意志を決定する時期になります。なので、複数の企業から内定を獲得している学生も、この決定期に最終的な決定を下すことが多いでしょう。学生の間と企業の間で書面等で約束事が交わされ、企業にとっては内定意志を伝え、学生にとっては入社意志を伝える時期でもあります。
(5)内定者フォロー期 学生は入社意志を固め、企業に対するロイヤリティーを高める時期です。企業としては内定者フォローをする時期にあたります。学生が一番やる気の高い時期であるともいえ、学生との上手なコミュニケーションが重要になってきます。企業としては、学生の適性などをきちんと把握し、学生のやる気をできるだけ高めるようリードする必要があるのです。また、採用する企業にとっては、自社で末長く働いてもらうことを前提とて、将来にわたるキャリアプランニングを行う時期でもあります。
(6)プレ新入社員期 社会人として必要な業界知識、業務知識、ビジネスマナーなどを身につけないとと、学生が必要性を感じる時期です。学生から社会人になるということは、全ての環境が大きく変化することを意味します。行動面でも精神面でも、そのギャップを埋めていき新しい環境に適応できる能力を身につけさせるように誘導しましょう。
以上のような段階を踏みながら就職活動を行っている学生に対して、最も効果的な採用活動を展開していくためには、各ステップにおける活動のポイントを最初に整理し、チェックリスト等にしておくとよいでしょう。






























